2012年01月28日

007/ダイ・アナザー・デイ

 いよいよシリーズも20作目の節目。記念作品としての超大作だが、ブロスナン最後の作品に。北朝鮮での任務中に捕虜になったボンドが、捕虜交換後に資格を剥奪される。汚名を注ぐため、単独で調査を進めると、謎の大富豪が衛星イカルスを使って世界制覇をもくろんでいることを知る。
 なにかと話題の北朝鮮が、遂に007に登場。でも大人の英国映画なので、将軍様も人格者に描かれている。遺伝子調整によって、東洋人から白人に肉体を新陳代謝させてゆくという驚きの展開や、地上を焼きつくす攻撃衛星、向こう側の景色を表面に転写して姿を見えにくくするステルス・ボンド・カーなど、SF色が濃く出ている。ちなみに、遺伝子調整により肌の色を変えるというのは、実際に研究されている。
 アクションは、冒頭のホバークラフトのチェイス、氷上でのカーチェイスがみどころ。撮影が凝りすぎて、逆にスピード感と迫力を殺いでいるのは残念。007映画としての仕上がりは、可でも不可でもなくといったところ。
 劇場公開時、クライマックスで衛星イカルスが38度線を焼くの見て韓国の観客が激怒したという記事が出たが、これは正確ではない。韓国では38度線を焼くシーンは拍手喝采で、その後ボンドとジンクスが韓国の神聖な寺院の中でラブシーンを演じるところで顔面蒼白になって怒ったということだ。これは当然。日本でも同じことされたら怒るもん。
 テレビ吹き替えは、キャスティングが正直微妙。ボンド以外はDVD版のほうが面白い配役になっている。T・スティーブンスが文学座の今井朋彦(「消臭プラグ」の殿様)だったり、M・マドセンがFIXの立木文彦だったりね。

監督 リー・タマホリ
ピアース・ブロスナン(田中秀行)/ハリー・ベリー(安藤麻吹)/トビー・スティーヴンス(木下浩之)/ロザムンド・パイク(石塚理恵)/リック・ユーン(池田秀一)/ジュディ・デンチ(沢田敏子)/ジョン・クリーズ(塚田正昭)/マイケル・マドセン(諸角憲一)/ウィル・ユン・リー(平田広明)/ケネス・ツァン(松井範雄)

予告編↓
posted by 足ランティー脳 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | タ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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