2012年02月01日

ネバーセイ・ネバーアゲイン

 『サンダーボール作戦』の原案の権利を持つケヴィン・マクローリーが、コネリーを起用して別のスタジオで製作した一本。核ミサイルを奪ったスペクターに、ボンドが挑む。
 ストーリーは『サンダーボール作戦』と基本的に同じ。登場するガジェットは当然新しくなっているが、どれも魅力に欠く。敵役ブランダウアーとボンドがビデオゲームで対決するところが、時代を反映していてちょっと面白いくらい。
 ミスキャストも多く、ブロフェルド役のM・F・シドーは好々爺にしか見えない。役作りの指示が十分になされていないかんじだ。ボンドガールたるK・ベイシンガーもぱっとしないし、M役のE・フォックスも迫力不足でボンドの同僚にしか見えない。が、バーバラ・カレラは、それまでのエキゾチックなお人形さん的な立ち居地を脱し、縦横無尽にアクションしてボンドを追い詰める女殺し屋ファティマを大好演。彼女の活躍を観るだけで、もとは取れる。さらに「Mr.ビーン」ことR・アトキンソンが諜報部の事務員で登場、少ない場面ながら笑いを誘う。
 アクションは月並みなものが多く、コネリーも老体なのでスピーディさがどうしても出ない。最大の問題は、水中アクション。すべてがもっさりした動きで、盛り下がることはなはだしい。『サンダーボール作戦』のスタッフがいかに凄い仕事をしていたかが、よく分かる。
 TV吹き替え版では、コネリー=若山は当然として、ブランダウアーを007の悪役常連の内海賢二が担当しているところがポイント。B・カレラを担当した鈴木弘子のはちきれた演技も注目。

監督 アーヴィン・カーシュナー
ショーン・コネリー(若山弦蔵)/キム・ベイシンガー(田島令子)/クラウス・マリア・ブランダウアー(内海賢二)/バーバラ・カレラ(鈴木弘子)/マックス・フォン・シドー(中村正)/バーニー・ケイシー(田中信夫)/アレック・マッコーエン(石森達幸)/エドワード・フォックス(羽佐間道夫)/ローワン・アトキンソン(村山明)

予告編↓
posted by 足ランティー脳 at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | タ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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