美術を学んだ青年・江間は、南米の画家ロペスの作品がバーに飾られているの見つけた。友人から、ロペスの画は戦時中にナチスに奪われたことを知らされる。彼がロペスの画を観たという右翼の大物・鳴海を尋ねると、その画は日本に密かに運ばれていると言う。その陰謀を白日にさらすべく、鳴海は部下とともに首相のいる会議場を占拠する。一方、鳴海にロペスの画を託すされた江間は、ロペスの国・ヌエバグラナダへと向かった。政府の影の実力者の命令により、会議場は爆破され全員死亡。ヌエバグラナダに着いた江間も、クーデターに巻き込まれ射殺されるのだった。
日本映画離れしたジェットコースター的展開は大いに楽しいのだが、ラストも不条理で、暗い気持ちのままエンディングを迎えるのがトラウマ。スペインでのロケ・シーンは、画的にも迫力あり、作品の風格を高めている。鶴田浩二の力演もみどころ。樋口可南子のヌード・シーンは、当時話題になった。
穴もいっぱいでヘンな作品なのだが、それゆえ印象に残る。二度も観てしまった。
1981年7月20日 TBS「月曜ロードショー」にて鑑賞
監督 山下耕作
伊藤孝雄/鶴田浩二/江間隆之/樋口可南子/佐藤慶/伊吹吾郎/長門勇/伊藤雄之助
オープニング↓