2012年02月08日

レディ・バニッシュ/暗号を歌う女

 ヒッチコックの『バルカン超特急』をハマー・プロでリメイクした作品。第二次世界大戦直前を舞台に、ドイツからロンドンへ向かう急行内で老女が突然姿を消す。アメリカ人女性と雑誌記者が事件の可能性に気付き、捜索をはじめるが、背後にはナチスの陰謀が渦巻いていた、というストーリー。
 まず映画として非常にバランス良く作られていて、娯楽映画としての完成度が高い。主演のS・シェパードも可愛らしいキャラを演じているし、A・ランズベリーの老婦人も気品と親しみやすさを兼ね備えている。他のキャラクターも生き生きし、それぞれの役割をちゃんと振られている点が感心した。
 客車が予備線に引き込まれてナチスに包囲されるクライマックスは、今まで他人だった乗客たちが協力し、ナチス軍団とドンパチをやらかしつつ、客車を本線に戻して脱出するという盛り上がりで拍手喝采。手に汗握る演出の数々もなかなかのもの。
 ナチスを徹底した悪役に描くことで、勧善懲悪が強調されたので、ラストのカタルシスも十分。隠れた傑作ですな。

1983年12月25日 テレビ朝日「日曜洋画劇場」にて鑑賞
監督 アンソニー・ペイジ
エリオット・グールド(羽佐間道夫)/シビル・シェパード(武藤礼子)/アンジェラ・ランズベリー(高橋和枝)/富田耕生

映像の抜粋↓
posted by 足ランティー脳 at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ラ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/251137388

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。