前半のアクションには感心するものが多く、イスラム寺院での格闘は手に汗握らせるし、停車場の銃撃戦、工事中のビルでのアクションは、007シリーズにひけを取らない。クライマックスは世界征服をもくろむ一味の船に乗り込んでの決戦だが、この当たりはちょっと物足りない。
全体的にコミカルで、007の影響下で作られているのは明らかだが、昔の連続活劇風の展開は息もつかせず退屈はしない。その分、ドラマはそっちのけで、細かい部分が分かりにくいが…
製作・脚本は『ダイヤモンドの犬たち』のプロデューサーのナット・ワックスバーガー、音楽も『ダイヤモンド…』のジョルジュ・ガルヴァランツ。誘拐犯の親玉をK・キンスキーが演じている。
地方局にて鑑賞
監督 アントニオ・イサシ
ホルスト・ブッフホルツ(松山英太郎)/シルヴァ・コシナ/マリオ・アドルフ/クラウス・キンスキー
映像の抜粋↓
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