2014年06月28日

ブログ再開。新生一回目は、しつこく『ダイヤモンドの犬たち』

 最後の記事から2年近く放置しておいた駄ブログですが、いまだに予想外のアクセスがあることを知り驚いております。昔観た映画を思い出して、検索してくださる方が、当ブログにヒットするのかもしれません。多少時間も取れるようになりましたので、切り口を変えて再スタートしたいと思います。今後のテーマは、ソフト業界の裏話と、日本で観れない映画作品などを中心にしてゆきます。


 さて、最後の記事が『ダイヤモンドの犬たち』だったので、再スタートも同作品の話題から。

 最近になって、この作品がイマジカBSや、WOWOWで放送されています。作品のエンディングは2パターン。日本で劇場公開および地上波で放送されたものは、逃げるヘリを、テリー・サバラスがショットガンで撃って爆破するもの。フナイから発売されていたVHSおよ海外版VHSやDVDは、ヘリが逃げ去って終わるもの。WOWOWなどで放送されているのは、こちらのエンディングです。

 実は、映画製作ではエンディングが2パターンあるというのは、珍しいことではありません。マカロニウエスタンの『殺しが静かにやって来る』は、主人公が悪党に撃ち殺されて終わりますが、中東地域用に、主人公が勝つパターンも撮影されていました。(イマジカ/SPOが2002年に発売したDVDに収録) 『L.A.大捜査線/狼たちの街』も、途中で死んだはずの主人公が、アラスカかどこかの事務所に左遷されて生きていたり。(こちらは、日本版のソフトには収録されず) 

 パターン違いのエンディングが作られる理由のひとつに、公開される国が、勧善懲悪を望むか否か、という点があります。宗教的な観点から、悪人は罰を受けなければならない、という主義の国では、『殺しが静かにやって来る』の主人公勝利エンディングや、『ダイヤモンドの犬たち』のヘリ爆破エンドが好まれます。別の見方をすれば、国柄に合わせた結末のパターンを用意しなければ、公開できない国がでてくるということですな。場合によっては、収支に影響がでるわけです。まあ、 日本がヘリ爆破エンドを選んだのは、ラストで主人公が死ぬという“70年代映画の王道パターン”を踏襲しただけで、宗教的な視点も、勧善懲悪主義も無かったとは思います。

 で、このヘリ爆破エンドですが、権利元にはプリントが残っていません。従って、最近のBSでの放送版も、IVCから先日発売されたDVDも、ヘリ逃げ去りエンドです。海外でソフト化されているのも、すべて同じ。

 しかし、劇場で、あるいは淀川さんの「日曜洋画劇場」でこの作品を観た方は、衝撃のヘリ爆破エンドが忘れられないはず! IVCのDVDには、特典映像として、当時の放送の録画から復元した、ヘリ爆破エンドが収録されています。隠しコマンドを探しあてれば、ラストだけがこちらのエンディングに切り替わる特別編も観れます。

★世界中のソフトに未収録で、放送も不可能のトラウマ結末は、日本版DVD商品でどうぞ↓

posted by 足ランティー脳 at 18:10| 映像業界裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。