2011年04月17日

SF人喰い生物の島/謎の生命体大襲来

 『ラビッド』の前にクローネンバーグが監督した作品で、90分の映画枠があった頃はよくリピートされていた。タイトルに偽りありで、島ではなく、陸地とつながった海上のマンションが舞台。謎の生物が次々と人間に寄生し、やがて集団で街に繰り出すまでを描く。
 内容は『吸血鬼ゴケミドロ』に近いので、目新しさは感じない。ストーリーも寄生虫が人間に乗り移るところばかりダラダラ展開し、これといった見せ場もない。ラスト前で、寄生された人々が集団で主人公を襲うシーンがあるが、『ゾンビ』には遠くおよばない。とにかく映画としての展開や見所の配置が、かなり素人臭い。娯楽映画のバランス感覚を身につける前のクローネンバーグ作品と覚悟して観れば、ほほえましい気分にはなれるかもね。

1982年9月25日 深夜放送にて鑑賞
監督 デヴィッド・クローネンバーグ
ポール・ハンプトン/ジョー・シルヴァー/リン・ローリイ(※メモに声優の記載なし)

ShowTimeにて配信あり(恐らく吹き替え版)→こちら

予告編↓
posted by 足ランティー脳 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ア行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月09日

アリゲーター

 巨大アリゲーターが観光客を食い散らかすパニック・ホラー。ワニを神とあがめる原住民の土地に、白人がリゾート・ホテルを建設。その地を訪れたカメラマンは、巨大ワニの存在を確認し、ホテル関係者に忠告するが、彼らは無視して船上パーティを開催。そこへワニが現れ、人々を襲う。
 イタリア作品にしては、脚本がすっきりしていて観客の混乱は招かない。最初に出てくる爆破シーンが、ラストの伏線になっているところも、(イタリアものにしては)感心できる。
 が、ワニのハリボテがチャチで、水中シーンではどうみてもソフビ人形を動かしているようにしか見えない。その手抜きっぷりに『テンタクルズ』を思い出した。
 一方で、船上パーティのパニックシーンでは、神であるワニを起こした白人に対して怒った原住民が、ワニから逃げて地上に戻った人々を殺しまくる超展開は、ワニよりよっぽど恐ろしい。ラストでワニを倒した主人公を、原住民が英雄として称えるのも、分かったようで分からない。が、ハッピーエンドなのでよしとする(笑)
 このときの放送は「月曜ロードショー」で、もともとは「ゴールデン洋画劇場」の未公開傑作選からのリピート放送だったと思う。どんな駄作でも映画愛にあふれた解説をする荻昌弘が、本作の前説では憮然とした顔で皮肉たっぷりの解説をしていたのが本編より強烈だった。あきらかに怒っていたが、よっぽどツマらなかったんだろうね。

1982年8月12日 TBS「月曜ロードショー」にて鑑賞
監督 セルジオ・マルチーノ
クラウディオ・カッシネリ(羽佐間道夫)/バーバラ・バック/メル・ファーラー/リチャード・ジョンソン

予告編↓
posted by 足ランティー脳 at 09:00| Comment(2) | TrackBack(0) | ア行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月29日

SF謎の地底人発見

 地底人との遭遇を、バイオレンスとグロで描いた異色SF。南米の洞窟を調査する米軍が、洞窟内で地底で生活していた種族に遭遇。人間を敵とみなした地底人は、猛攻を仕掛けてくるというストーリー。
 ファミリー向けの地底探検ものかと思って蓋を開ければ、洞窟に入った軍や学者が、次々と無残に殺される血みどろのホラーで驚いた。地底人の使う武器が特殊で、動物の骨の窪みに、鋭く尖らせた別の骨をひっかけて、両手を使って投石器の要領で飛ばす。音も無く鋭利な骨で人間を穴だらけにする攻撃は、ちょっと『要塞警察』を思わせ、恐怖感を盛り上げる。
 地底人の姿はいわゆる白子で、特異なSFXを期待すると肩透かしを食うが、容貌とは裏腹に凶暴かつ組織化されているので、人間側もてこずる。最後に特殊な機械で地底人の嫌いな超音波を発すして撃退したかに見えたが、地底人が声を反響させ、天井の岩を崩して機械を破壊。手詰まりになった主人公に、地底人側の勇者が一対一の対決を挑む。当然、主人公が勝ち、地底人と和解して終わりという「少年ジャンプ」の世界に… 未公開はうなずける仕上がりだが、地底人を徹底的に恐怖の対象として描いた点は高く評価できる。
 ちなみに本作は深夜にひっそりと放送されただけ。レンタルビデオ全盛期でもソフト化されず、いまだに日本ではDVDになっていないのが残念。

深夜放送にて鑑賞
監督 ドン・シャープ8:39 2011/03/29
ティモシー・ボトムズ(玄田哲章)/ロバート・パウエル/リサ・ブロント

予告編↓
posted by 足ランティー脳 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ア行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月28日

ANTS/蟻の大群大襲来

 環境汚染のために猛毒を持つようになった蟻が、リゾート地で人々を襲う昆虫パニック。前半は蟻による死を遂げる人々を描き、後半は塚を壊されて凶暴になった蟻の大群とホテル内の人々との攻防を描く。 十数匹の蟻に噛まれただけで死に至るという設定にもかかわらず、サスペンスが盛り上がらない。外部の人間があの手この手でホテル内の人々を救助しようとするが、どれも手詰まりになるのは少し面白い。はしご車も届かず、ヘリで救出しようとすると風圧で蟻が飛んで二次災害が起こる。
 結局、蟻が去るのを待つしかなく、蟻が体の上を這ってもじっとしてやり過ごす。このシーンでは、実際に俳優が無数の蟻を体にたからせて撮影されていて、迫力はある。が、最終的には蟻が去ってホテルから逃げるだけという、座禅の後に「お疲れさまでした」と解散するようなラストシーンでまったく盛り上がらないのが残念。

1983年9月3日 CX「ゴールデン洋画劇場」にて鑑賞
監督 ロバート・シアラー
ロバート・フォックスワース/リンダ・デイ・ジョージ/ブライアン・デネヒー(※メモに声優の記載なし)

予告編↓
posted by 足ランティー脳 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ア行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月19日

Mステーション・ハワイ

 ハワイを舞台にした海洋アクション。沈没したソ連の潜水艦から機密を得るために雇われた、現地のダイビング・チームの活躍を描く。
 展開がノロノロで、いかにもテレビ・ムービーといった出来。悪役の行動に一貫性が無いのも、面白みを殺いでいる。医者に化けて警察にある遺体を調べにゆくシーンは多少サスペンスがあるものの、何の生涯も無くあっさり目的を達成してしまうのにはコケた。
 ラスト近くでようやく潜水艦に乗り込むが、水中でのアクションはどうしても動きがもっさりしてしまうので盛り上がらない。時間つぶしとしてもツラい一本。

1982年8月13日 地方局にて鑑賞
監督 ジャック・ロード
ジャレッド・マーティン/ジョー・アン・ハリス/アンドリュー・プライン(※メモに声優の記載なし)

映像の抜粋↓
posted by 足ランティー脳 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ア行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月20日

『黄金のランデブー』DVDがオーストラリアで発売! が…海賊版!

 『黄金のランデブー』のDVDが今年の1月にオーストラリアで発売されました! …が、ネットのフォーラム等によれば、最初に「アーカイブ映像から作ったDVDなので、画質が不十分です。了承ください」とのワーニングが出て、本編はかつて発売されていたVHSのコピーのようです。残念ながら正規版ではなく、粗悪な画質の海賊版のようです。
 allcinemaSELECTIONから発売されている日本版DVDは、秘蔵のプリントからのニューテレシネで、画面サイズも1X1.66のオリジナルです。さらに日本のスタジオで入念にレストアしたので、唯一無二の高画質マスターになっています。日本人だけに許された贅沢ですな。
 う〜ん、オーストラリアのDVD会社に、正規の権利元を教えてあげたいですな。

『黄金のランデブー』のお求めは→こちら(通販専用です。amazonでは取り扱いしてません)

2分で分かる『黄金のランデブー』↓
posted by 足ランティー脳 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ア行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月31日

ゴジラVSモスラ

 何をいまさら、の一本。前作で海中で眠りについたゴジラが、隕石の落下で覚醒(すごい確率だ)。同時にインファント島ではモスラも目覚める。両者の対決となるが、そこへ地球を守る使者バトラ(モスラもどき)が登場し、三つ巴の闘いとなる。
 環境保護をテーマにしたところがポイントだが、しつこすぎて鼻につく。脚本の組み立てもどうしようもなく、特撮も目も当てられない。生物感のまったくないモスラの造形は、かつて特撮で世界中を驚愕させた東宝の作品かと泣きたくなった。

レンタルビデオにて鑑賞
監督 大河原孝夫
別所哲也/小林聡美/村田雄浩/小高恵美/宝田明/篠田三郎

予告編↓
posted by 足ランティー脳 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ア行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月28日

『アルフ/ザ・ファイナル・スペシャル』DVD本日発売!

 『アルフ/ザ・ファイナル・スペシャル』のDVDが本日発売になります! 大晦日にNHK教育で放送された、アルフ=所ジョージの吹き替え音声も、もちろん収録(というか、もともとDVD用に制作したものが、放送に転用されたのですが…)。NHK教育での放送のラスト5分が紅白とかぶっていたので、紅白の冒頭の瞬間視聴率が下がり、NHK総合が大騒ぎしたとか(ウソ)。
 DVDは英語+日本語字幕でも楽しめます。オリジナルのアルフの声もなかなか味わいがありますよ。通の方には、吹き替えで字幕を表示しながら観るのをオススメ。どんだけ吹き替えがハチャメチャをやっているかが分かります。プロデューサー兼アルフの声を担当したポール・フスコが、TVシリーズの「アルフ」の最終回にまつわる暴露話を繰り広げるオーディオ・コメンタリーと、海外オリジナル予告編はDVDだけの特典。池田敏氏による解説書も封入されていますので、「アルフ」ファン必携の1枚だと思いますよ〜
 ちなみに本作品の再放送の予定はありません。また、今回のDVDリリースはセルのみで、レンタルは実施されませんのでご注意。TSUTAYAやゲオに行ってもセルコーナーにしか置いてませんことよ(笑)。

2011年1月28日 DVD発売
監督 ディック・ローリイ
アルフ(所ジョージ)/マーティン・シーン(羽佐間道夫)/ミゲル・ファーラー(楠大典)/ウィリアム・オリアリー(落合弘治)/ジェンセン・ダジェット(甲斐田裕子)/レイ・ウォルストン(山野史人)

アルフ/ザ・ファイナル・スペシャル [DVD]
アルフ/ザ・ファイナル・スペシャル [DVD]
posted by 足ランティー脳 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ア行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月04日

黄金のランデブー

 当ブログでは正式に取り上げていなかったので、いまさらながら。個人的にも、26年間かけて権利を獲得した作品だしね。
 アリステア・マクリーンの同名原作の映画化で、日本ヘラルドが創立20周年記念番組として、正月第2弾で劇場公開された。
ストーリーは、貨客船を乗っ取ったテロリストが、金塊を運ぶ別の輸送船から金を移し、証拠隠滅のため輸送船と乗客を原爆で一掃しようとするのを、一等航海士が孤軍奮闘して防ぐという“元祖ダイ・ハード”。セガールの『沈黙の戦艦』は、本作を下敷きにした半パクリ。
 原作は、前・後編のTVミニシリーズにしても十分な内容だが、本作は無駄を一切そぎ落として100分以下にまとめている。あまりの超展開は、70年代の観客にはついてゆくのはツラかったかもしれないが、展開の速い映画が主流の現在にあらためて観直すと、逆にテンポが今風で、さほど違和感がない。主演のR・ハリスの体の張りっぷりは『カサンドラクロス』以上で、“究極の困難のなかで九死に一生を得て目的を完遂する”というマクリーン原作の持ち味は、意外にも良く出ている。ラストの事件の黒幕との駆け引きは、今観ても十分に新しい。というか、他にこういった展開の作品は無いだろう。
 ちなみに本作はバージョンが2つ(99分と102分)あり、発売中のDVDにはその両方が収録されている。イギリス版のオリジナルは109分といわれているが、両バージョンに存在するシーンを全部合わせてつなげれば、109分になると思われる。

allcinemaSELECTIONにて独占販売中→こちら

監督 アシュレイ・ラザルス
リチャード・ハリス(羽佐間道夫)/アン・ターケル(芝田清子)/ジョン・ヴァーノン(小林勝彦)/デヴィッド・ジャンセン(村越伊知郎)/バージェス・メレディス(千葉順二)/ゴードン・ジャクソン(村松康雄)/ロバート・ビーティ(増岡弘)/幹本雄之、若本規夫、池田勝

<『黄金のランデブー』特別版 DVD仕様>
●2バージョン・ダブル収録
○「ディレクターズ・カット:NUCLEAR TERROR」VERSION
  <ニューマスター・デジタルレストア/ビスタ>
○「劇場公開版:GOLDEN RENDEZVOUS」VERSION
  <ビデオ用マスター/スタンダード>
  ※劇場公開版はネガが紛失しているため、現存するNTSC素材を使用しております。
●TV放映版日本語吹替収録(テレビ東京「木曜洋画劇場」放映)
  ※一部日本語吹替の存在しない箇所は字幕対応となります。
●別オープニング&削除シーン
●DVD用CM
●特製リーフレット

時間■本編99分+映像特典約115分
面層■片面2層
音声■1:英語(モノラル)/2:日本語吹替(モノラル)
字幕■1:日本語字幕/2:吹替用字幕
画面■16:9/LB ビスタサイズ(1.66:1)

DVD用予告の最新版 バージョン2↓
posted by 足ランティー脳 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ア行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月02日

ウィークエンド

 逆襲バイオレンスの傑作『ウィークエンド』が、allcienmaSELECTIONでいよいよ世界初DVD化!
 プレイボーイの誘いに乗り、週末を彼の別荘で過ごすことになったモデルが、二人を挑発する荒くれ者4人の乗る車を華麗なドライビング・テクニックで振り切ったことから、彼らの逆恨みを買う。別荘に着いた二人を待ち受けていたのは、さっきの4人だった。彼らは二人に嫌がらせを繰り返し、遂にプレイボーイを殺してしまう。自分も殺されると悟ったモデルは、知恵と知識を駆使して4人を次々と殺してゆく。
 『悪魔のえじき』など同系統の作品は多々あるが、本作は無理のないストーリー展開、じわじわと盛り上がるお互いの狂気、クライマックスの残虐な手法による主人公の大逆襲など、映画としての完成度が非常に高い。重い内容ながら、ゴールデンタイムの洋画劇場で何度も放送されてきたのもうなずける。
 ちなみに、本作の権利を一旦買った日本の会社があったのだが、マスターが良くないため、発売されないまま権利が切れてしまった。そこで権利を新たに買おうということになったが、まずは権利元のマスターをチェックすることを前提とした(VHS時代の1インチテープがマスターだとしたら、映像がひどすぎるからだ)。権利元から送られてきたデジタルベータ・テープを、映像制作会社のプロにマスターを見てもらったところ、新たにフィルムをテレシネしたものであることは間違いないが、レストアや色補正がされておらず、画質が良くないものと判明した。だったら、日本サイドで徹底したレストアを行えば問題なしと判断し、今回のDVD化が実現するに至った。

深夜放送にて鑑賞
監督 ウィリアム・フリュエ
ブレンダ・ヴァッカロ(寺田路恵)/ドン・ストラウド(江角英明)/チャック・シャマタ(北村総一郎)

前半のカーチェイスシーン↓
posted by 足ランティー脳 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ア行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。