2012年02月25日

コンクリート・ジャングル

 未公開ながら「月曜ロードショー」で放送された女囚もの。女囚ものはいつも高視聴率を取っていたからだろうが、内容は軽い。知らずに麻薬の運び屋にされた女性が逮捕され、刑務所に収監される。そこでは、女刑務所長と囚人のボスが結託し、麻薬の売買を行っていた。ある日、主人公はボスによる囚人の殺害現場を見てしまい、所長とボスの両方を敵にまわすことになる。
 主人公が、無実を訴えてなよなよしている前半はいらいらするが、いよいよ腹を決めて荒くれ女囚に変貌してゆく展開は面白い。見せ場も多く用意されていて、退屈しないように作られている。クライマックスは、暴動にまぎれて遂にボスと対決。相手を感電死させるアイディアも良し。幕切れがちょっと弱いため、主人公の今後が気になるが、全体的には及第点。 

1983年5月30日 TBS「月曜ロードショー」にて鑑賞
監督 トム・デ・シモーネ
トレイシー・ブレグマン(岡本茉莉)/ジル・セント・ジョン

映像の抜粋↓
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2012年02月14日

グレートスタントマン

 スタントマン業界を舞台にしたアクション・ドラマ。体にガタがきはじめた一流の中年スタントマンが、有能な若手スタントマンに翻弄されながらも、最後の漢をみせつけるというストーリー。
 スタントマンが単なる消耗品のように描かれるキツいドラマと、それを理解しつつもプロとしての仕事をまっとうしようとする主人公の葛藤が肝。才能のある若手が現れて自分の立場が危うくなるが、経験でカバーする展開は、定石だが王道でもあり安心して観ていられる。
 ただ、本編で展開されるアクションは、既に何かの映画で観たことがあるものばかりで残念。劇中の撮影シーンで流れる007調のBGMは、「アメリカ横断ウルトラクイズ」の最終決戦場に向かう場面でいつも使われていた。

1984年4月17日 テレビ朝日「日曜洋画劇場」にて鑑賞
監督 ハル・ニーダム
バート・レイノルズ(田中信夫)/ジャン=マイケル・ヴィンセント(富山敬)

映像の抜粋↓
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2012年02月11日

キャット・ダンシング

 西部劇の形をとった、ニュー・シネマ・タッチのラブ・ストーリー。単調な西部での暮らしに退屈していた人妻が、退役軍人の列車強盗の現場に居合わせ、彼と行動をともにするはめになる。しだいに彼に心を魅かれてゆくが、彼女の夫は強盗の被害者でもある運輸会社の支配人とともに捜索隊を結成、彼女を追ってきた…というストーリー。
 物語の軸は、キャット・ダンシングというインディアンの女性と結婚していた主人公の退役軍人が、妻を犯した男を殺し、妻も不貞と誤解して射殺したことで逮捕され、出所後に子供たちを捜すというもの。そこに、世間知らずの若妻との旅や、強盗仲間との確執がからむ。
 前半は非常にテンポよく展開され、J・ウォーデンの悪党っぷりも興味を惹く。特に、レイノルズVSウォーデンの対決は大迫力。ラストで主人公は、若妻の夫に撃たれ、それをみた若妻が夫を射殺する。バッド・エンドかと思ったら、主人公はかすり傷でハッピー・エンドだった。

1984年1月22日 テレビ朝日「日曜洋画劇場」にて鑑賞
監督 リチャード・C・サラフィアン
バート・レイノルズ(田中信夫)/ボー・ホプキンス(富田耕生)

予告編↓
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2012年02月04日

戒厳令の夜

 五木寛之の原作を映画化したサスペンス。第二次世界大戦中、ドイツから日本へ密かに運ばれた有名画家の作品をめぐり、血みどろの事件が展開される。
 美術を学んだ青年・江間は、南米の画家ロペスの作品がバーに飾られているの見つけた。友人から、ロペスの画は戦時中にナチスに奪われたことを知らされる。彼がロペスの画を観たという右翼の大物・鳴海を尋ねると、その画は日本に密かに運ばれていると言う。その陰謀を白日にさらすべく、鳴海は部下とともに首相のいる会議場を占拠する。一方、鳴海にロペスの画を託すされた江間は、ロペスの国・ヌエバグラナダへと向かった。政府の影の実力者の命令により、会議場は爆破され全員死亡。ヌエバグラナダに着いた江間も、クーデターに巻き込まれ射殺されるのだった。
 日本映画離れしたジェットコースター的展開は大いに楽しいのだが、ラストも不条理で、暗い気持ちのままエンディングを迎えるのがトラウマ。スペインでのロケ・シーンは、画的にも迫力あり、作品の風格を高めている。鶴田浩二の力演もみどころ。樋口可南子のヌード・シーンは、当時話題になった。
 穴もいっぱいでヘンな作品なのだが、それゆえ印象に残る。二度も観てしまった。

1981年7月20日 TBS「月曜ロードショー」にて鑑賞
監督 山下耕作
伊藤孝雄/鶴田浩二/江間隆之/樋口可南子/佐藤慶/伊吹吾郎/長門勇/伊藤雄之助

オープニング↓
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2011年12月28日

「土曜ワイド劇場」私的ベスト第3弾:吸血鬼ドラキュラ神戸に現わる

 土ワイでは、毎年夏になると幽霊がらみの話や怪奇談を放送するのが恒例になっていたが、本作はそれらの中でも珍品中の珍品。ちょうどブロードウェイの舞台「ドラキュラ」が話題になっていた頃、タイムリーに製作されたような記憶がある。ストーリーは全編突っ込みどころ満載だが、果敢なチャレンジ精神(無謀ともいう)と、監督に『吸血鬼ゴケミドロ』の佐藤肇をもってきた心意気に免じて不問とする(笑)。
 愛する人にそっくりな女性を求めて、なぜか神戸にやって来たドラキュラ。古い洋館に居をかまえ、吸血鬼を増やしながら目的の女性を狙うが、ひとりの青年が孤軍奮闘で立ち向かうというのがメインのストーリー。これに吸血鬼退治の指南をする医師や、伯爵の僕となった女中の暗躍がからむ。
 岡田眞澄のドラキュラ伯爵は、思ったよりサマになっていて驚く。気品も凶暴さも、なかなかだった。随所にハマー・プロの『吸血鬼ドラキュラ』シリーズへのリスペクトが散りばめられているのも、得点が高い。追い詰められた青年が板を打ち付けられた窓に物を投げて割り、太陽の光が入ってきてドラキュラが消滅するラストは、明らかに『フライトナイト』の元ネタだよね?! その後、巨大なシルエットと化した伯爵が「私は必ず甦る」とのたまう円谷チックな展開には閉口させられたが… 当時小学生だった自分は、夏休みのイベントのひとつとして結構楽しく観れた。
 ちなみに、舞台版の映画化で翌年79年に公開された映画『ドラキュラ』が、同じテレ朝の「日曜洋画劇場」で放送された際、主演のフランク・ランジェラ(ドラキュラ伯爵)の声を、岡田眞澄が担当していた。実に粋なキャスティングだった。

1978年8月11日 テレビ朝日「土曜ワイド劇場」にて鑑賞
監督 佐藤肇
岡田眞澄/岸本加世子/にしきのあきら/北林早苗/田口計
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2011年12月22日

『殺し屋ハリー/華麗なる挑戦』DVD 本日発売!

『殺し屋ハリー/華麗なる挑戦』が本日発売になりました! 今回のDVDのために、わざわざ米FOXにテレシネを依頼し、スクィーズ&シネスコの最新マスターでの登場です。
なお、本商品はallcinema SELECTIONサイトでの通販専用商品のため、amazonや他のネットショップでは販売されませんので、ご注意。

allcinema SELECTION サイトは→こちら

『殺し屋ハリー/華麗なる挑戦』情報ページ→こちら

日本だけがDVD化を実現した、リチャード・ハリス主演の『黄金のランデブー特別版』も発売中!
ご注文は→こちら

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2011年12月21日

ゴールデン・ゲート殺人事件

 「逃亡者」のD・ジャンセン主演のテレビ・ムービー。金門橋から神父が落下する事件が発生。自殺として片付けられたが、再び金門橋からの落下死が発生し、刑事と尼僧が協力して捜査にあたるというミステリー。
 前半は捜査ものとしてストーリーは進むが、後半は刑事と尼さんのラブ・ストーリーになってしまうのに驚いた。というわけで、トリックも犯人も隅に追いやられ、とってつけたような謎解きが行われる。ラストに意外な真犯人が現れるのだが、説明不足で煙にまかれたような不満感が残る。

深夜放送にて鑑賞
監督 ウォルター・E・グローマン
デヴィッド・ジャンセン/スザンナ・ヨーク(※メモに声優の記載なし)

映像の抜粋↓
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2011年12月07日

『殺し屋ハリー/華麗なる挑戦』DVD allcinema SELECTIONで注文受付スタート!

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『殺し屋ハリー/華麗なる挑戦』のDVDの注文受付がスタートしました。年末年始には工場も発送も休みになるので、年内に確実に入手されたい方は、お早めに注文を。なお、allcinema SELECTIONサイトでの通販専用商品なので、amazonや他のネットショップでは販売していません。いくらamazon.co.jpで検索しても、出てきませんから。

allcinema SELECTION サイトは→こちら

『殺し屋ハリー/華麗なる挑戦』情報ページ→こちら

リチャード・ハリス主演の『黄金のランデブー特別版』も発売中。年末年始は、ハリス祭りでもいかが?
ご注文は→こちら
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2011年11月29日

「刑事ロニー・クレイブン完全版」DVD allcinema SELECTIONから発売中!

 「刑事ロニー・クレイブン完全版」が、11月25日にallcinema SELECTIONから発売になりました。かつてNHKで放送され、そのあまりに衝撃的な内容で話題になった英国産の骨太ミステリーです。監督は『特捜班CI☆5』『007/カジノロワイヤル』のマーティン・キャンベルなので、ハードコアっぷりは半端じゃありません。
 ちなみに彼は、本作のリメイクでメル・ギブソンが主演した『復讐捜査線』も監督しています。キャンベルは『復讐…』を撮るために、決まっていた『アンストッパブル』の仕事を下りたほどなので、“ロニー・クレイブン”は彼の最も気に入った題材なんでしょうね。そんな渾身の一本「刑事ロニー・クレイブン完全版」を、ぜひご覧ください! 『復讐捜査線』と見比べてみるのも面白いかも。
 
※「刑事ロニー・クレイブン完全版」は、allcinema SELECTIONの通販専用商品です。amazonや他のネットショップでは購入できませんのでご注意ください。

「刑事ロニー・クレイブン完全版」のご購入は→allcinema SELECTION

「刑事ロニー・クレイブン完全版」DVD予告↓
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2011年11月28日

グレートハンティング'84

 ライオンに食われる人間(マネキン)の映像で日本で大ヒットした残酷ドキュメンタリー『グレートハンティング』。その第三弾が本作。地方では『ネバーセイ・ネバー・アゲイン』と同時上映。かつて『スヌーピーの大冒険』が『吸血の群れ』と同時上映だったのと同じようなイジメ感が漂う。と思ったら、そのときと同じくヘラルドの配給だった。ヘラルドには、娯楽作とゲテモノを同時上映に組み合わせる伝統でもあったのかね?
 やらせっぽい描写もあるが、テーマがはっきりとして、ドキュメンタリーとしての体裁は整っている。が、シリーズ中では、本作が最も残酷度が高い。死体の解剖を延々と見せるシーン(内臓を取り出したあとの腹腔にたまった血をおたまでかき出すシーンはかなりエグい)、テロ事件で爆死した子供たち、道路わきに転がる首なし死体など、酸鼻極まる映像がてんこもり。マックナゲットをバーベキューソースで食べていた自分には、相当キツかった… 観終わった後は、なんとも暗い気分になる。ソフト化はされていないようだが、それで正解だと思う。

劇場にて鑑賞
監督 マリオ・モッラ

映像の抜粋(※グロ注意)↓
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