2011年11月27日

巨大蟻の帝国

 『巨大生物の島』に続き、B・I・ゴードンが放った巨大生物パニック。産業廃棄物で巨大化した蟻が、ジャングルの奥地で人々を襲う。それだけ。
 『巨大生物の島』でもそうだったのだが、ローテクの2重撮影による巨大化が、今回はまったく功を奏していない。合成が丁寧でないため、蟻があらぬところを歩いたり、宙を舞ったりと、噴飯ものの映像が続く。『フェイズW』の蟻たちの演技を少しは見習って欲しい。合成じゃない部分の巨大な蟻の人形も、動きが生物的で無く、迫力が無い。
 蟻がフェロモンで人間を操っているという設定は、ちょっとSF的で面白いのだが、女王蟻の前に一列にならんで人間がフェロモンを吹きかけられる姿は、かなりマヌケ。全体を通して観ると、やはり『巨大生物の島』が傑作に見える。大真面目に観るとツラいので、酒でものみながら大笑いして観るのが正解。

深夜放送にて鑑賞
監督 バート・I・ゴードン
ロバート・ランシング(小林清志)/仁内建之

予告編↓
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2011年11月22日

激突!L.A.コネクション

 C級かとタカをくくって観たら、これが意外に力作B級アクション。主演のJ・ヴァセックは、製作・脚本・監督も兼ねている。ロサンゼルスを舞台に、麻薬組織をぶっつぶす暴走刑事を描く。
 刑事アクションの定石通りの展開だが、麻薬の運び屋をやらされていた少年の更生ドラマを盛り込んだりしながら、単調にならないよう気を遣っている。アクションはまずまずだが、もう少し撮り方を工夫すれば、さらに盛り上がっただろう。
 テンポの早いストーリーは期待させるが、後半急にまとまりが無くなり、ご都合主義的になるのが残念。ラストも期待したよりは地味だった。結局のところ作りはB級だが、ソツなくまとまって、ビデオで観るぶんには十分楽しめる出来にはなっている。

レンタルビデオにて鑑賞
監督 ジャック・ヴァセク
ジャック・ヴァセク/ジョセフ・ジェニングス/マイケル・ロビン

予告編↓
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2011年11月16日

クラッシャージョウ

 高千穂遙の原作を、安彦良和が監督・脚本・作画まで手がけたSFアクション・アニメ。“クラッシャー”という便利屋稼業を行うチームが、冷凍保存された令嬢を移送する仕事を引き受ける。が、その仕事では宇宙海賊が暗躍しており、彼らは想像を絶する陰謀に巻き込まれるというストーリー。
 ストーリーが多少複雑で分かりにくいところもあるが、ドラマとアクションの配分も良く、クライマックスは宇宙警察艦隊まで登場して大戦闘シーンで盛り上げるなど、映画として非常に計算された脚本になっている点に感心。悪役側もワル度が高く、面白味が増している。悪役キャラとの対決をラストまで引き伸ばしてフラストレーションがたまるアニメ作品が多いが、本作は、登場する悪役たちとの対決をバランス良く配置していて好印象。構図や動きも派手で、日本アニメ映画史に残る傑作といって良いと思う。
 ラストでの宇宙海賊のボスの始末のされ方が、ハリウッド映画によくあるパターンなのが残念。が、さらに背後にいた黒幕は、きっちり処理されるのは後味が良い。

劇場にて鑑賞
監督 安彦良和
竹村拓/佐々木るん/小林清志/小原乃梨子/納谷悟朗/小林修/久米明/武藤礼子/大塚周夫/曽我部和行/渡部猛/長堀芳夫/弥永和子

オープニング↓
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2011年11月12日

『殺し屋ハリー/華麗なる挑戦』DVD緊急発売決定!

『殺し屋ハリー/華麗なる挑戦』のDVDが、allcinema SELECTIONから緊急発売になります。発売日は、2011年12月22日。ニューテレシネのスクイーズ・シネスコ画面。もちろん、「日曜洋画劇場」の吹き替えを収録。クリスマス&お正月のお楽しみにぜひどうぞ! 
 なお、allcinema SELECTIONサイトでの通販専用商品なので、ご注意ください。amazonや他のネットショップでは販売していません。

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allcinema SELECTION サイトは→こちら

『殺し屋ハリー/華麗なる挑戦』情報ページ→こちら

リチャード・ハリス主演の『黄金のランデブー特別版』も発売中→こちら
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2011年10月16日

殺したい女

 『裸の銃を持つ男』シリーズなどのバカ・コメディの寵児エイブラハム&ザッカー兄弟による、きちんとしたストーリーのあるシット・コム。妻の財産が欲しい実業家が、妻が誘拐されたのをいいことに、犯人に殺してもらおうと四苦八苦する。
 まず、D・デヴィート以下、個性的で的確なキャスティングにうなる。逆転の発想を軸に、様々なエピソードを複合的に組み合わせ、ちゃんとラストの大団円に向けて収束させてゆく脚本が見事。毒々しいギャグの数々は、思わず「モンティ・パイソン」シリーズを思わせる。吹き替え版は、芸達者な青野武が大いに笑いを取り、B・ミドラーの中尾ミエも非常に上手い。劇場で字幕で観たときよりも、数倍笑えた。
 これもDVDが出ないが、反社会的な内容が権利元のディズニーを躊躇させているだろうか。たかがコメディなんだから、とっとと出せばいいのにさ。

1990年1月13日 CX「ゴールデン洋画劇場」にて鑑賞
監督 ジェリー・ザッカー/ジム・エイブラハムズ/デヴィッド・ザッカー
ダニー・デヴィート(青野武)/ベット・ミドラー(中尾ミエ)/ジャッジ・ラインホルド(鈴置洋孝)/ヘレン・スレイター(佐々木優子)

サイケなオープニング・アニメ↓
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2011年10月05日

Gumby: The Movie

 「海外の映像マーケットの試写で観た作品で、日本でソフト化されななかったシリーズ」第3弾。
 これは95年のミラノの映像マーケットで観た。日本ではほとんど知られていないが、アメリカでは国民的クレイアニメ"ガンビー"の長編映画。緑色のキャラクター、ガンピーが相棒の馬のポーキーと大冒険を繰り広げる。
 一応、50年代から始まる人気TVシリーズの満を持した映画化だったが、90年代もなかばで発表されると、既にアードマンの『ウォレスとグルミット』が日本でも評価されていたため、昔ながらのクレイアニメ風の本作は、日本市場では完全に無視されてしまった。粘土アニメの作風は、どちらかといえばウィル・ヴィントンに近いが、ヴィントンにはアードマンさえ逆立ちしてもかなわない、クレイアニメ史上の最高傑作『マーク・トゥエインの大冒険』があり、それに比べると格段に落ちる。
 が、何よりも"ガンビー"自体の日本での知名度の低さゆえ、ソフト化されなかったというのが結論か

監督 アート・クロキー
声の出演:ダル・マッケノン/アート・クロキー

予告編↓
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2011年09月05日

コロンブス

 コロンブスの新大陸発見500年を記念して(便乗して)、彼がいかにして西インド諸島を発見したかを描いた作品。豪華キャストと超大作に恥じない金のかけっぷりにうなるが、結果は大惨事に…
 マリオ・プーゾによる脚本が、軽いタッチのわりに史実を追うだけの内容のため、映画的な見せ場に乏しい。ロケも大海で行っているが、画面はなんとなく貧弱(この辺りは、当時の東和ビデオのテレシネのマズさによる画質の悪さも関係しているかもしれない)。007シリーズでならしたJ・グレン監督も、こういったアクション主体でない作品では、まるで力を発揮していない。壮大なる失敗作。
 ちなみに、リドリー・スコットが監督した『1942・コロンブス』という作品も同年公開された。米国での興行成績は、両作品との惨憺たる結果だった。日本でも似たようなものだったけどね。
 
レンタルビデオにて鑑賞
監督 ジョン・グレン
マーロン・ブランド/ジョージ・コラフェイス/キャサリン・ゼタ・ジョーンズ/トム・セレック/レイチェル・ウォード/ロバート・ダヴィ/ベニチオ・デル・トロ

予告編↓
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2011年06月05日

グイレイブヤード

 『グーニーズ』+『ラビリンス/魔王の迷宮』+『サンゲリア』といった内容の珍妙なサスペンス。ホラーとして宣伝されていたが、ホラーじゃないね。
 悪ガキ5人が迷い込んだ村には、奇妙な人間ばかりで、彼らはそこでバーの支配人とある賭けをする。それは、地価の納骨堂で一晩無事に過ごせたら金をやる、というもの。5人は賭けを受けるが、それは死神が仕掛けた罠だったというストーリー。
 監督は『デモンズ』シリーズのランベルト・バーヴァだが、コミカルなタッチに挑戦したものの、リアルで汚いメイクのゾンビらが大変ミスマッチで、コメディとグロが完全に分離していてダメダメ。ラストも、死神がガキの一人にナイフで刺されただけで死ぬというアホらしさ。演出も下手、ストーリーもダサく、BGMもヒドいという、どこをとってもいいとこ無しの一本。

レンタルビデオにて鑑賞
監督 ランベルト・バーヴァ
カール・ジニー/リー・マルティノ/ビアトリス・リング

予告編↓
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2011年05月27日

『吸血鬼ドラキュラの花嫁』allcinema SELECTIONにて好評発売中!

 5月25日に、『吸血鬼ドラキュラの花嫁』『フランケンシュタインの怒り』が発売になりました。
 『吸血鬼ドラキュラの花嫁』は、吹き替え2バージョンを収録しています。永らく放送されていなかったTBS版の吹き替えを、封印されていたシネテープを引っ張り出してきました。30年以上、倉庫で眠っていたわけですが、逆に再生回数が少ないため、非常に良い音質でした。
 TBS版は、やはりマインスター男爵役の富山敬のケレン味たっぷりの演技に注目です。彼のおかげで、高貴さと邪悪さが融合したキャラクターになっています。一方のCX版は、脇の声優たちが充実。台詞も現代風で、声優たちの演技も伸び伸びとしていて、こちらも聴き所です。

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ご注文はこちら → allcinema SELECTIONサイト

声の出演
ピーター・カッシング(小林昭二/小林昭二)
マーティタ・ハント(西乃砂恵/川路夏子)
イヴォンヌ・モンロー(西沢和子/増山江威子)
フリーダ・ジャクソン(稲葉まつ子/麻生美代子)
デヴィッド・ピール(富山 敬/宗近晴見)
※声の出演は前者がTBS版、後者がCX版です。
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2011年05月24日

「グラインドハウス・コレクション」第2弾…『吐きだめの悪魔 超・特別版』『エクストロ』

 「グラインドハウス・コレクション」は、いわゆる60〜80年代頭まで、アメリカの場末の“グラインドハウス”と呼ばれていたB級映画専門の劇場で上映されていたような作品から、選りすぐりの4本をDVDリリースする企画。
 『ウィークエンド』『ゼブラ軍団』に続く第2弾は、ホラー・SF編。人体破壊のSFXをコメディとバイオレンスで描く『吐きだめの悪魔』(劇場で観た)と、シュールでビザールな感覚でレンタルビデオの黎明期に話題になった『エクストロ』。特に、『吐きだめ…』は“超・特別版”と銘打ち、なんと2枚組みでのリリース!
 連続鑑賞で、自宅を“グラインドハウス”にしてみては(笑)。

「グラインドハウス・コレクション」PV↓


『吐きだめの悪魔』予告編↓


『エクストロ』予告編↓
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