2010年06月15日

人間狩り/復讐の人妻レイプ

「多分、もう二度と放送されることのない」シリーズ第6弾。視聴率かせぎのえげつないタイトルだが、規制の厳しい現在ではラテ欄で活字にするのもはばかられそう。
 妻をレイプされた男が、犯人グループとおぼしき連中をひとりひとり血祭りにあげてゆくが、その連中は妻を犯した事件とは無関係だったというイヤ〜ンな話。
 TVムービーなので、過激な描写はほとんどない。ゆえに主人公の行動原理を説得力のあるものにする要素も薄い。復讐シーンは回想を折り込んでテンポをつけようとしているが、完全に逆効果。ただ、やっと復讐を終えたと思った主人公が、驚愕の真実に直面するラストはインパクトがあり、それまでの月並みな展開にハクがついた。とはいえ、もう一度観たいとも思わない。その程度の作品。

1991年1月28日 テレビ東京「2時のロードショー」にて鑑賞
監督 ティモシー・ギャルファス
ロバート・リード(田口計)
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2010年04月30日

ナイトメア・シティ

『ゾンビ 新世紀完全版 DVD-BOX』発売記念・ゾンビ映画特集第7弾。
『バタリアン』『スペース・バンパイア』で走るゾンビが劇場にお目見えしたが、そのはるか前に疾走ゾンビを扱ったのが、本作。ある意味『28日後…』のオリジナル。
 研究所の放射線が漏れたため、皮膚がケロイド化し凶暴化した人々が、生き血を求めて暴れまわる。それだけ。
 大量虐殺のシーンはなかなか迫力があるが、ぴょんぴょん飛び回るゾンビたちには失笑が漏れる。無限ループになるラストの夢オチと、名匠ステルヴィオ・チプリアーニの音楽のみ鑑賞に値する。
 オードリー・ヘプバーンの元夫のM・ファーラーが、将軍役で出演。往年の名優の糊口をしのぐために、プロフィールに駄作を増やす姿には、いつも泣けてくる。

レンタルビデオにて鑑賞
監督 ウンベルト・レンツィ
ヒューゴ・スティグリッツ/ラウラ・トロッター/メル・ファーラー

予告編↓
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2009年12月30日

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀

 『ザ・クレイジーズ 特別版』発売記念 ジョージ・A・ロメロ特集第8弾。
 本作は68年の「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」のリメイク。ロメロは脚本と製作総指揮で参加。監督はトム・サヴィーニが担当した。
 カラー映像と格段に進化したSFXに加え、現代の風潮を反映したキャラクターとして、オリジナルでは右往左往するだけのヒロインだったバーバラが、銃を抱えて積極的にゾンビと対決する。この設定に引っ張られて、ラストのオチもオリジナルとは違うものになっている。
 サヴィーニの演出は手堅いが、ロメロのような殺伐としたドキュメンタリータッチまでは出せていない。とはいえ、舞台が限定された物語をテンポよくさばいた腕前は立派。TVシリーズ「フロム・ザ・ダークサイド」での演出経験が生きたようだ。エンディング・テーマ曲は大変良い。
 余談だが、本作はもともとギャガが権利を買っていたが、宮崎勤事件が発生してホラー映画がマスコミに吊るしあげられたため、あわてて契約をキャンセル。その後、にっかつが権利を買って劇場公開し、レンタルビデオでも大成功をおさめた。もちろん世間からの非難はゼロ。
 同じホラー映画を観ても、殺人を犯さない人間が圧倒的に多いのだから、ホラー映画と殺人事件の関連性はありえない。「殺人をする」「しない」の選択をしているのは個々人であり、ホラー映画が選択を強いているわけじゃないわけだしね。

レンタルビデオにて鑑賞
監督 トム・サヴィーニ
トニー・トッド(大塚明夫)/パトリシア・トールマン(土井美加)、清川幻夢

予告編↓
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2009年12月15日

呪われた森

 オカルト・ホラーだがディズニー映画。当然ヌルい。
 田舎に越してきた一家の娘が、奇妙な霊に悩まされる。その正体は、30年前にオカルトの儀式を面白半分にやったため、異次元の世界に閉じ込められた少女のしわざだった、というもの。
 通常のホラーを期待して観るとガックリ。恐怖描写はほとんどないし、なぜかラストはSFに変貌してしまう。
 「ヘルハウス」の才能を買われてか、監督はJ・ハフ。メリハリのある演出は所どころ見受けられるが、ダメな脚本のせいで力を発揮できていない。ネズミー王国が、ホラーを作ろうとしちゃイカンですよ。ファンタジー性あふれる、現実逃避映画が本領でしょうが。

1990年4月25日 フジテレビ深夜放送にて鑑賞
監督 ジョン・ハフ
ベティ・デイヴィス(好村俊子)/リン=ホリー・ジョンソン(渕崎ゆり子)/デヴィッド・マッカラム(秋元羊介)/カイル・リチャーズ(土井美加)

予告編 すでにムッチャぬるい↓


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2009年12月13日

ナイトビジター

 天才的な頭脳を持つ囚人の完全犯罪を描いたサスペンスの秀作。
 2年前、妹とその夫である医者にはめられ、殺人の罪で警察病院へ送られた主人公。脱出不可能な独房を、ありとあらゆるトリックを使って抜け出し、自分に罪を着せた連中に復讐してゆく、というストーリー。
 一人の警部が事件のからくりに挑戦するが、主人公の頭脳の前には歯が立たない。頭だけでなく、極寒の地で裸同然で駆け回る体力と行動力も持ち合わせているのが凄い。
 妹を斧でメッタ打ちにして殺し、その罪を夫の医師にかぶせることに成功するが、たった一つのミスにより、主人公は自滅する。このラストが実に秀逸。主演のM・V・シドーのサイコ演技もすばらしい。

1986年4月5日 深夜放送にて鑑賞
監督 ラズロ・ベネディク
マックス・フォン・シドー(外山高士)/トレヴァー・ハワード(山内雅人)、青野武

オープニング↓


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2009年11月15日

熱砂の秘密

 第二次世界大戦中に製作された戦争サスペンス。
 アフリカのあるホテルに紛れこんだ英国の兵士が、ロンメル将軍が泊まっていることを知り、ホテルマンに変装して、ロンメルの計画を盗み出そうとする。
 舞台をほとんどホテル内に限定し、ストーリーは舞台劇調に進む。手堅くまとまっているが、肝心のサスペンスの演出はいまひとつで、巨匠ワイルダーといえども苦戦したようだ。
 但し、ワイルダー作品特有の粋な、セリフは健在。

1987年10月16日 深夜放送にて鑑賞
監督 ビリー・ワイルダー
フランチョット・トーン(家弓家正)/エリッヒ・フォン・シュトロハイム(島宇志夫)/ペーター・ヴァン・アイク(田中信夫)/アン・バクスター(沢田敏子)/滝口順平

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予告編↓
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2009年09月24日

ニンジャ

 「燃えよニンジャ」「ニンジャ II・修羅ノ章」に続くシリーズ第3弾。もはやニンジャは人間としては描かれていない。まるで「X−メン」
 オープニングまもなく死んだブラック・ニンジャの霊が、若い女性に憑依し、自分を殺した警官に復讐してゆくというもの。途中から伊賀忍者のショー・コスギが現れ、さらにストーリーは混乱。コスギはわざわざモルグに忍び込み、ブラック・ニンジャの遺体を持ち出し、霊をもとの体に戻らせる。おいおい、遺体は傷んでないのかよ? そして、コスギはわざわざ甦らせたブラック・ニンジャに対決を挑む。が、コスギ弱いよコスギ…
 こんな全編噴飯ものの作品が、「木曜洋画劇場」ではなく、天下の「日曜洋画劇場」で堂々全国放送されたことに衝撃(笑撃?)を覚えるが、一方で、のどかで良い時代だったな〜と感慨も深い。

1989年7月16日 テレビ朝日「日曜洋画劇場」にて鑑賞
監督 サム・ファーステンバーグ
ショー・コスギ(麦人)/ルシンダ・ディッキー(戸田恵子)/ジョーダン・ベネット(安原義人)

本編の抜粋↓
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2009年08月24日

ニューヨーク25時・少女誘拐

 メアリー・ヒギンズ・クラークの原作『誰かが見ている』を、「13日の金曜日」のショーン・S・カニンガムが映画化。クラークは、パトリシア・コーンウェルの先を行く女流サスペンス小説家で、ウィリアム・アイリッシュ系の作風。本作の原作も傑作で、何度も読んだ。
 娘を何者かに誘拐された母親が、異常性格の犯人に翻弄されながら、単身犯人と対決する。
 複雑で入り組んだ原作をよく消化し、不要な部分はすべて切り捨て、テンポ良く仕上げている。原作には無い犯人の残虐性がストーリーの中心で、ひたすら人を殺しまくり。ほとんど「13金」。
 爆弾を巡り犯人と主人公が手に汗握る攻防戦を展開する原作のラストは、すべては端折られてしまってガッカリ。ここが原作の一番の見せ場なのに…予算の関係もあると思うが、ここだけはきちんと映像化して欲しかった。

1985年1月20日 テレビ朝日「日曜洋画劇場」にて鑑賞
監督 ショーン・S・カニンガム
ケイト・マルグレー(弥永和子)/リップ・トーン(内海賢二)/ジェームズ・ノートン(堀勝之祐)/ショーン・フォン・シュライバー(斉藤真理)、北村弘一、飯塚昭三、大木民夫

予告編↓
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2009年08月03日

ナイト・クロッシング

 地方スプラッシュ公開だったためか、テレビの放送題が違っている。公開時タイトルは「気球の8人」。ディスニーがイギリス資本で製作した、実話の映画化。1979年に東ドイツから気球で脱出した2家族を描く。
 工場勤務の主人公は、友人の子供がベルリンの壁を越えようとして失敗し処刑されるのを目撃する。壁を越えるには、気球しかないと考えた彼は、手作り気球で脱出を試みる。一度目は失敗、二度目になんとか成功する。当局に追われながら脱出するラストは、手に汗握るサスペンス。
 地味な画面を、ジェリー・ゴールドスミスの緊張感あふれるBGMが盛り上げる。

1990年6月28日 フジテレビ深夜放送にて鑑賞
監督 デルバート・マン
ジョン・ハート(池田勝)/ジェーン・アレクサンダー(藤木聖子)/ボー・ブリッジス(伊藤和晃)/イアン・バネン(幹本雄之)
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2009年06月28日

ナバロンの嵐

「黄金のランデブー」世界初DVD化を記念・アリステア・マクリーン映画化特集第4弾!
 前作「ナバロンの要塞」の15年後の続編。マロリー&ミラーのコンビが、東ヨーロッパ戦線でパルチザンを助け、ドイツ軍の要である橋を、大胆な作戦で破壊する。
 舞台が内地ばかりで雰囲気が陰気だが、ドラマを排しているのでテンポはまずまず。逆に、前作にあった兵士たちの葛藤ドラマが全く無いので、ちょっと食い足らないかな。
 初回はフジの「ゴールデン洋画劇場」での放送だったが、ここではテレビ東京で拡大枠で放送されたノーカット版のキャストを紹介しておく。本バージョンは、たった一回の放送で封印。この後は、「日曜洋画劇場」の吹替版しか放送されなくなった。

1988年10月4日 テレビ東京「木曜洋画劇場」にて鑑賞
監督 ガイ・ハミルトン
ロバート・ショウ(前田昌明)/ハリソン・フォード(津嘉山正種)/エドワード・フォックス(羽佐間道夫)/フランコ・ネロ(田中信夫)/リチャード・キール(島香裕)/バーバラ・バック(勝生真沙子)/カール・ウェザース(玄田哲章)/アラン・バデル(山内雅人)、堀勝之祐、西村知道

予告編↓
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