2012年03月07日

SF/人喰いアメーバの恐怖NO.2

 スティーヴ・マックイーンの『絶対の危機』の続編。TVドラマ『ダラス』などで有名なラリー・ハグマンが監督・主演している。前作で南極に埋められた人喰いアメーバの容器をアメリカへ持ち帰ったため、溶けて自由になったアメーバが暴れまくるというストーリー。
 まず、南極に埋めたはずのアメーバが民間人の手に渡るという管理の杜撰さに失笑。が、本編は基本コメディとして作られているので、これは高度なボケ・ギャグとして好意的に解釈しよう(笑)。一風変わった人々のおかしな生活をバックに、アメーバが人を喰いまくる展開は味わいがある。
 一方で、顔だけ残して全身を包まれる黒人、散髪屋で排水口から溢れたアメーバに頭をつっこむヒッピー、洗濯物を干している黒人女性の足にからみつくアメーバなど、人喰いシーンのSFXはローテクながら気持ちの悪さは存分に出ている。ドラマ部分と人喰い描写のバランスの悪さが、逆にホラー感を盛り上げている。ラストのトボけたオチも気が利いていて、テレビで観るには満足できる一本。トボケたテーマ曲も良い。 

深夜放送にて鑑賞
監督 ラリー・ハグマン
ロバート・ウォーカー・Jr/キャロル・リンレー/ラリー・ハグマン(※メモに声優の記載なし)

放送時のダイジェスト(放送時間が余るため冒頭にくっつけられたもの)と、後半テーマ曲。このネコちゃんが最初のアメーバの犠牲者↓
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2012年03月04日

バミューダの謎/魔の三角水域に棲む巨大モンスター!

 バミューダ・トライアングルの謎に巨大カメ伝説をからめたミステリー・ロマン。バミューダ海域のある島で、青年と謎の女性とのロマンスが繰り広げられるが、一方で巨大カメが船を襲ったりするというストーリー。
 全体のテンポが遅すぎて、ラストまで鑑賞するのに忍耐を必要とする。サスペンスも盛り上がらず、女性の正体も明らかにされないまま幕となるのも、不満が残る。巨大カメの出現シーンは迫力満点だが、活躍するシーンが少なくて残念。
 一番サスペンスが盛り上がるのは、巨大カメを仕留めようとした黒人が、銛につながったワイヤーが足にからまってしまい、主人公に足を切断するように依頼するシーン。これはかなりイヤ〜んな描写で、この作品で巨大カメよりも印象に残ってしまった。

1982年8月28日 CX「日曜洋画劇場」にて鑑賞
監督 トム・コタニ
コニー・セレッカ(市毛良枝)/リー・マクロスキー/カール・ウェザース
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2012年02月28日

避暑地の異常な夜

 フランス製の劇場未公開サスペンス。日本ではCX「ゴールデン洋画劇場」の「未公開傑作選」の一本としてお目見えした。旅行中に暴走族に襲われ、気がついたら妻が犯され殺される。復讐に燃える男は、暴走族を追い詰めて殺すが、真犯人はまったく別の人物だったというストーリー。
 演出はなかなかの冴えをみせるところもあるが、脚本はダメダメ。トランティニャンのキャラは少々やりすぎで共感がもてないし、ドヌーヴ演じる妻もオツムが弱い女性に見えてしまう。ショットガンで暴走族を殺してしまうクライマックスも、その後の真相によって、恐らく過剰防衛になってしまうのでは…というわけで、後味が必ずしも良くはない。殺人のときの被害者の声をテープに録音して楽しむ真犯人のキャラ設定は面白かったが、ラストでいきなり暴露されるので唐突なのが残念。

1982年7月10日 CX「ゴールデン洋画劇場」にて鑑賞
監督 ジェラール・ピレス
ジャン=ルイ・トランティニャン(西沢利明)/カトリーヌ・ドヌーヴ/クロード・ブラッスール

オープニング↓
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2012年02月22日

『バンデットQ 製作30周年記念 スペシャル・エディション』ブルーレイ&DVD本日発売!

『バンデットQ 製作30周年記念 スペシャル・エディション』のブルーレイとDVDが、本日発売になります! 今回の目玉は、「日曜洋画劇場」で放送された吹き替え音声。記憶では、本放送の後は深夜で1回放送されたきりで、その後「午後のロードショー」にも登場せず、幻の吹き替えになっていました。ファンの方は、これからいつでも、豪華キャストの吹き替え版で楽しんでいただけますよ!

『バンデットQ 製作30周年記念 スペシャル・エディション』ブルーレイ



『バンデットQ 製作30周年記念 スペシャル・エディション』DVD
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2012年02月19日

配達されない三通の手紙

 エラリー・クイーン「災厄の町」の映画化だが、とんだ駄作。クイーン本人がこの作品を観たら悶死間違いなし。3年前に姿を消した婚約者が突如戻ってきたことから、上流一家で謎の殺人事件が発生する。
 監督の野村芳太郎は、本作をミステリーではなく人間ドラマとして扱っているため、推理ものとしての面白さが薄い。とにかく作り方が下手で、脚本もめちゃくちゃ。ラスト近くでは、謎をぼろぼろとばらし、意外性皆無の展開で目が点になる。
 見るべきところは、役者の演技合戦。栗原小巻のカリスマ性のある演技、喜怒哀楽の感情を見事に表現した佐分利信、小心者っぷりでイライラさせる片岡孝夫(笑)、ヌードまで披露した松坂慶子など、スターの面々の華麗な見せ場の数々は価値あり。ただ、映画の内容はホントにヒドイよ。

特別枠にて鑑賞
監督 野村芳太郎
栗原小巻/佐分利信/片岡孝夫/松坂慶子/乙羽信子/小川真由美/神崎愛
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2012年02月12日

バッジ373

 『フレンチ・コネクション』のポパイのモデルとなった実在の警官エディ・イーガンを再び扱ったポリス・ストーリー。『フレンチ…』の続編ともいえる一本に仕上がっている。イーガン本人も、主人公の上司役で出演。麻薬組織に同僚や恋人を殺されたニューヨークの警官が、半殺しの目にあって右手をつぶされ、残る左手を鍛えて組織を壊滅させる。
 あらすじだけをみると、かなりドラマチックで盛り上がりそうだが、実際はオフビートで興奮させられるのは中盤のバスによるカーチェイスくらい。クライマックスの組織との銃撃戦も、なぜか迫力が無い。実話だから仕方ないといえばそうなのだが、映画的な見せ場をフィクションで構わないので入れて欲しかった。
 ラスト、主人公は銃を持たない組織のボスを撃ち殺すが、アメリカには死刑の無い州もあるので、これは必要悪という解釈だろう。現場処刑、大いに結構。悪人にムダな税金をかけることはない。

1984年3月11日 テレビ朝日「日曜洋画劇場」にて鑑賞
監督 ハワード・W・コッチ
ロバート・デュヴァル(森川公也)/ヘンリー・ダロウ(大塚周夫)

予告編↓
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2012年02月03日

パッセージ・死の脱走山脈

 第二次大戦を舞台に、科学者の亡命を助けるピレネー山脈のガイドの活躍を描く戦争サスペンス。『ナバロンの要塞』の山岳版みたいな趣きもある一本。
 サスペンス場面の演出はまずまずだが、アクションになるとモタモタ。これはトンプソン監督の特徴でもあるので、しょうがないか(?) 内容もかなり暗く、娘がレイプされそうになり、助けが来るだろうと思っていると、そのまま犯されて終わりなど、予想を裏切る救いのない展開も。
 但し、ナチ親衛隊長を演じるM・マクダウェルの演技はすばらしく、レジスタンスを拷問して指をジョキジョキと(口でジョキジョキと言っている)ナイフで細切れにする場面は、背筋が凍る。その分、ラストではとんでもない死に様を期待していたが、あっさり死んでカタルシスに欠いた。変な幻想オチも、観客をドキリとはさせるが、本作の流れとしては必要ない。未公開やむをえなしの仕上がり。C・リーがジプシーの親分役で特別出演。

1983年12月11日 テレビ朝日「日曜洋画劇場」にて鑑賞
監督 J・リー・トンプソン
アンソニー・クイン(小松方正)/マルコム・マクダウェル(樋浦勉)/クリストファー・リー(?)

指きりシーン、ありますた↓
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2011年12月13日

パッセンジャー57

 『ダイ・ハード2』の小粒版のようなアクション。元・テロのコンサルタントである主人公が、凶悪テロリストを護送中の旅客機に乗ると、仲間を救おうとするテロリストたちがハイジャックを実行。主人公は単身彼らと戦うこととなる。
 上映時間も短く、極力ムダを省いたスピーディなストーリー運びは大変良い。一旦旅客機が地上に下りて地上でのアクション、その後再び旅客機に乗り込み、最後の対決となる展開は非常に工夫されていて、単調になりがちなハイジャックものとは一線を画している。狭い機内でのアクションも、良く練られている。
 B・ペインのテロリストのボスは白眉。唯一生き残って逮捕される女テロリストを、『オースティン・パワーズ』などのE・ハーレイが演じている。

レンタルビデオにて鑑賞
監督 ケヴィン・フックス
ウェズリー・スナイプス/ブルース・ペイン/トム・サイズモア/エリザベス・ハーレイ

予告編↓
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2011年11月21日

ハイランダー2/甦る戦士

 不死の戦士の戦いを描いた前作とはうって異なり、狂った方向にハンドルを振り切った怪作。強力な紫外線を防ぐシールドに覆われた未来社会で、かつて不死の戦士として活躍した男が、彼の命を狙うハイランダーの登場により、再び対決を強いられるというストーリー。
 珍奇な設定を逆手にとって、笑いとして昇華させるウルトラCに脱帽。ハイランダー一族は、実は外宇宙から来た異星人というブッ飛び設定や、翼をつけて宙を飛んだり(『未来世紀ブラジル』そっくり)と、全編笑いにこと欠かない。ストーリーは大真面目に進むことを考えれば、これは相当レベルの高いコメディだ。前作同様、ラストが弱いのが難点だが、少年誌のマンガのノリなので許す。

レンタルビデオにて鑑賞
監督 ラッセル・マルケイ
クリストファー・ランバート/ショーン・コネリー/マイケル・アイアンサイド

予告編↓
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2011年11月19日

ハネムーン・イン・ベガス

 N・ケイジ主演によるコメディ。主人公の婚約者に横恋慕したギャンブラーが、ギャンブルで主人公をコテンパンにし、借金のカタに婚約者と週末を過ごさせろと迫る。
 ケイジが演じる腑抜けたキャラを受け入れられるかどうかが、本作を楽しめるかどうかの第一ハードル。さらに、一見紳士的でいきなりワルに豹変するギャンブラーの一貫しないキャラを許容できるかが第二ハードルといったところ。脚本には特に工夫もみられず、笑いも感動もなし。プレスリーの米国特有の信仰にも近い扱いは興味深いが。ギャンブラーを演じたJ・カーンの悪役っぷりは一見の価値あり。

レンタルビデオにて鑑賞
監督 アンドリュー・バーグマン
ニコラス・ケイジ(安原義人)/ジェームズ・カーン(羽佐間道夫)

予告編↓
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