2009年11月02日

燃える戦場

 骨太R・アルドリッチの異色戦争映画。日本軍のウヨウヨいるジャングルへ挑むイギリス兵の一個小隊の話だが、内容なかなり陰惨。
 優柔不断な大尉のせいで、仲間は次々としに、大尉も勝手な行動がもとで死亡。残った数人は、日本軍の少佐に降伏命令を受けるが、反対側・賛成側に別れてしまう。捕虜になるのを拒否した主人公は、少佐を殺して脱出するが…というストーリー。
 全編、妥協を許さない強烈な演出と見せ場の連続だが、娯楽映画としての爽快感は無い。高倉健が、日本軍の少佐役で出演。が、このバージョンの吹き替えは、高倉本人の吹き替えではなかった。誰か特定できないが、小島敏彦とか、幹本雄之とか、そんなかんじの声。

1986年5月9日 深夜放送にて鑑賞
監督 ロバート・アルドリッチ
マイケル・ケイン(広川太一郎)/クリフ・ロバートソン(納谷悟朗)/ヘンリー・フォンダ(瑳川哲郎)/高倉健(?) /加藤精三、穂積隆信、神山卓三、田中康郎

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予告編↓
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2009年10月13日

マジック

 「八点鐘が鳴るとき」発売記念アンソニー・ホプキンス特集第3弾。
 舞台でスベりまくっていた手品師が、腹話術人形を使ってネタをやったら大ウケ。しかし、彼の心は、しだいに腹話術人形に支配され、ついには殺人を犯す。
 ホプキンスが際立った演技を存分に披露した1本。この頃から、演技派のキャリアをスタートしたといえるだろう。ネチっこくホプキンスを追い詰めるB・メレディスもすばらしい。ラストが月並みなのが、唯一の欠点。
 本作はレンタルビデオで観たので、吹替では未見。テレビ東京ではよく放送していたようだが。

 レンタルビデオにて鑑賞
監督 リチャード・アッテンボロー
アンソニー・ホプキンス/アン=マーグレット/バージェス・メレディス/エド・ローター

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腹話術人形の顔がコワい予告編↓
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2009年10月07日

摩天楼ブルース

 ドラマを想像させるタイトルとは真逆のアクション・ムービー。
 プエルトリコ系のギャングに苦しめられる町にやってきた船乗りが、町の人々を助け、ギャングと対決する
 下町の情景が丁寧に絵がたれ、アメリカ映画には珍しく、日本的な人情話が上手く盛り込まれている。一方で、ギャングの悪辣さも、現実レベルに留まっていて、スケール感は出ていない。だが、それが逆にリアリティを生んでいる。ラストの主人公とギャングのボスのガチバトルは、燃えに燃える。
 脇の役者も豪華だが、声優も同様に豪華。特に、ギャングのボスに勝部演之をもってくるあたりは、思わずうなった。

1990年9月29日 深夜放送にて鑑賞
監督 ジョン・フリン
ジャン=マイケル・ヴィンセント(津嘉山正種)/アート・カーニー(久米明)/ダニー・アイエロ(神山卓三) /ルディ・ラモス(勝部演之)、今西正男

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MJのアノ曲に乗せてファイトシーンを紹介↓
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2009年09月17日

真夜中の恐怖/目撃者は殺される!

 「JAWS2」や「スーパーガール」のヤノット・シュワルツ監督が初期に撮ったTVムービー。ヤクザが麻薬の受取証を子供の絵に隠したため、その絵を保管する絵画教室の女性教師が狙われる。
 一人のヤクザと女性の対決という地味なストーリーながら、登場人物をいかにも存在しそうなキャラに設定しているので、リアリティがある。ただ、クライマックスの両者の正面激突もリアルに描きすぎるあまり、映画的盛り上がりには欠いてしまった。
 元・野球選手とは思えないほど演技が達者なC・コナーズは、一見の価値あり。

1987年5月22日 深夜放送にて鑑賞
監督 ジュノー・シュウォーク(ヤノット・シュワルツ)
チャック・コナーズ(小林清志)/マーティン・バルサム(辻村真人)/ドナ・ミルズ(藤田淑子)、仁内建之

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2009年08月26日

窓・ベッドルームの女

 ヒッチコックをかなり意識した正統派サスペンス。
 暴行事件を目撃した浮気相手に代わって、主人公が事件の証言をしたため、泥沼にはまってゆく様を描く。
 被害者の一人と協力して犯人をワナにはめるラストは月並みだが、それまでに描かれる主人公の堕ちっぷりが実にリアルだった。
 本作のようなオーソドックスなサスペンスを成功させるには、時代ならではの新しいエッセンスが少しでも欲しい。が、残念ながら、本作にそれは無い。ヒッチコックなら大目に見てもらえるだろうが、無名監督(当時)なら無視されるだけ。

1992年4月23日 テレビ東京「木曜洋画劇場」にて鑑賞
監督 カーティス・ハンソン
スティーヴ・グッテンバーグ(鈴置洋孝)/エリザベス・マクガヴァン(勝生真沙子)/イザベル・ユペール(高島雅羅)

TVCM↓
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2009年08月16日

摩天楼ララバイ

 現代に暗躍するベビー・ブローカーを題材にしたサスペンス。
 田舎からニューヨークに出てきた母子。ショッピング中に突然スプレーを目に浴びせられ、幼い息子を何者かに奪われてしまう。彼女は警察に訴えるが、相手にしてもらえない。そのやり取りを立ち聞きしていた女性新聞記者は、特ダネ欲しさに彼女に協力を申し出る。二人はブローカーのアジトを突き止め、乗り込んでゆくが…
 大都市のドライな描写が全編を彩り、警察もアテにならず他人も信用できないという孤立感は、ある意味「フランティック」よりも上。物語の雰囲気も、最後までダーク。
 ラスト直前、頼りになる女記者がブローカーにあっさり殺されてしまうのは、かなり意表をつかれた。その後、母親が孤軍奮闘で息子を無事取り返すが、なぜかカタルシスを感じない。それくらい、全編重い描き方で、観終わったときにどっと疲れる一本。

1988年8月25日 テレビ東京「木曜洋画劇場」にて鑑賞
監督 リチャード・マイケルズ
ヴァレリー・バーティネリ(高島雅羅)/レイチェル・ティコティン(高畑淳子)/ジェイソン・アレクサンダー(玄田哲章)、来宮良子
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2009年08月07日

燃えよデブゴン/地獄の危機一髪

 サモ・ハン・キンポーが出演するカンフーものが、一時期すべて彼の代表作「燃えよデブゴン」のシリーズのように邦題を付けられていた。ドイツで、フランコ・ネロ主演作がすべて「〜のジャンゴ」と改題されていたのと同じ。そんな時代の一本。
 今回はデブゴンは脇役。孤児だったところを拾われ、ある家の養子となった男が、実子の兄とことあるごとに対立。男が結婚するときも、兄は花嫁に横恋慕する始末。それが原因で、妻が自殺し、デブゴンも兄に殺される。怒りが頂点に達した男は、兄と壮絶な闘いを繰り広げる。
 ラストの兄弟対決は、なかなか迫力がある。どちらも力量は伯仲しているので、一回蹴りをくらわせれば、お互いが同じダメージを受けるほど。「片腕ドラゴン」のラスト・バトルを彷彿とさせる。
 最後に辛くも勝った男の前に、百姓に変装したデブゴンが登場。その伏線は、劇中どこにもなし。お前、死んだんじゃなかったのかよ!

1987年3月16日 TBS「月曜ロードショー」にて鑑賞
監督 サモ・ハン・キンポー
サモ・ハン・キンポー(水島裕)/ウォン・スー・イー(金内吉男)、柴田秀勝、吉田理保子

バトルシーンの一部↓
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2009年08月06日

マードックの拳銃

 チャールズ・ブロンソンがトレードマークの髭無しで主演した西部劇。
 ある町で女性と恋に落ちたガンマンが、撃ち合いに巻き込まれる。女が流れ弾に倒れたのを見て、彼は町を去った。5年後、同じ町に立寄ったガンマンは、彼女が生きていたことを知る。しかし、5年前の撃ち合いを恨みに思う牧童たちと、対決するはめになる。
 スケール感のあるオープニングが期待させるが、蓋を開けると、一人の女性を巡っての諍いというミクロな話。登場人物も少なく、かなりの低予算で撮影されたようだ。
 子役時代のカート・ラッセルが重要な役で出演しているのが、唯一のみどころか。

1985年3月16日 深夜放送にて鑑賞
監督: ボリス・セイガル
チャールズ・ブロンソン(大塚周夫)/スーザン・オリヴァー(沢田敏子)/カート・ラッセル(野沢雅子)、大木民夫、村松康雄、雨森雅司、家弓家正
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2009年07月04日

マニトウ

 「グリズリー」の監督W・ガードラーの遺作。
 ある女性にできた腫瘍が、しだいに巨大化。切除しようとするが、超自然的な力でレーザーメスが暴走し手術も不可能。腫瘍の中身は、インディアンの邪悪な魔術師。現代に甦るために女性の肉体に寄生していたのだった。
 キャストも豪華で、ガードラー作品中もっとも大作感がある。魔術師に対抗するために、物に宿る精霊を呼び出して対抗させる、というアイディアも面白い。それらの精霊も、魔術師に手の内を知られていて歯が立たないのだが、唯一、コンピュータの精霊が魔術師を倒す。数百年前に封印された魔術師は、最近の情報にうとく(笑)、コンピュータの精霊に対抗するすべを持っていなかった、という落語のようなオチ。でも面白い。
 きちんと原作がある作品なので、多少演出がもたつくところはあるが構成はきっちりしており、娯楽ホラーとしては楽しく観ることができる。

1989年7月14日 テレビ東京 深夜放送にて鑑賞
監督: ウィリアム・ガードラー

トニー・カーティス(筈見純)/バージェス・メレディス(松村彦次郎)/マイケル・アンサラ(千葉耕市)

ウィリアム・ガードラー監督作品「グリズリー」「アニマル大戦争」
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予告編↓
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2009年05月29日

マンハンティング・人間狩り

 人間が人間を狩るのではなく、動物が人間を狩る(ただ襲うだけ)。タイトルは英語と訳語をくっつけているだけの「馬から落馬した」状態。
 大干ばつのため飢えて凶暴化した野生動物に、アフリカ在住の白人一家が襲われる。それだけ。メイドがライオンに食い散らかされるシーンだけはショッキングだが、あとはダラダラ。
 ラスト、檻を作って中に人間が入り、猛獣をよけつつ、車までそろりそろりと進むアイディアは実用的だが、どこかマヌケ。「俺がハマーだ!」のドロー刑事ことA・M・マーティンの姿が拝める。

1987年11月6日 深夜放送にて鑑賞
監督 ロバート・コリンズ
トム・スケリット(堀勝之祐)/ミシェル・フィリップス(宗形智子)/ショーン・スティーヴンス(鈴置洋孝)/アン・マリー・マーティン(幸田直子)デレク・パトリッジ(納谷六朗)、銀河万丈、若本規夫

ライオンに食われるシーン(字幕付)↓
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