2011年12月17日

『夜の訪問者』ニュープリント版 DVD 発売決定!

 某メーカーから似非PD版として発売されていた、画質のひど〜い『夜の訪問者』が、正規ライセンスのもと、超高画質のワイドスクリーンで“正規版”としてIVCさんから発売されます! しかも正規版ゆえ、権利元の製作した映像特典も、テレビ放送の吹き替え音源も、堂々収録されます。
 ブロンソンの声は、もちろんFIXの大塚周夫。「水曜ロードショー」の吹き替え版が収録されます。上映時間がもともと92分と短いので、吹き替えは全編網羅。字幕に変わる箇所はありません。
 似非PD版が出ていると、ほとんどのメーカーさんは正規版の権利があっても検討しません。同じタイトルの作品が別メーカーから市場に出ていると品番等も混乱しますし、ワンコイン価格の似非PD版DVDに市場が食われて、正規版を出しても売れないと思ってしまうからです。
 そんな腰の引ける状況にもかかわらず、敢えてリスクを取って『夜の訪問者』を発売を決定したIVCさんの英断に拍手。この正規版『夜の訪問者』が売れれば、似非PD版のせいで正規版が出ない作品も、発売されるようになるかもしれません。『新・夕陽のガンマン』とか、『ザ・ビッグマン』とか、『殺しのリハーサル』とか、『さらばバルデス』とか、『変質者テリー』とかね。

監督 テレンス・ヤング
チャールズ・ブロンソン(大塚周夫)/ジェームズ・メイソン(鈴木瑞穂)/リヴ・ウルマン(武藤礼子)/ミシェル・コンスタンタン(加藤精三)/山内雅人

予告編↓
posted by 足ランティー脳 at 15:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ヤ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月07日

ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎

 スピルバーグ製作総指揮による、青年時代のシャーロック・ホームズを描いたミステリー。謎の連続自殺事件を追う若きホームズとワトソンの活躍を描く。
 ストーリーは、脚本を担当したクリス・コロンバスの色が強い。ホームズとワトソンの邂逅も盛り込んだ前半は、ホームズもののセオリーも守りつつサマになっている。が、後半はいきなり「インディ・ジョーンズ」シリーズのようになって、それまでの雰囲気が台無し。もはやホームズが登場うる必然性が無くなってしまう。ちゃんとした事件ミステリーにすれば、意外な佳作になったかもしれないのに、残念。アクションを盛り込むにしても『シャーロック・ホームズの素敵な挑戦』の爪の垢を煎じて飲んでから考えるべし。
 キャスティングはバッチリで、ホームズ役のN・ロウはまさに適役。

監督 バリー・レヴィンソン
ニコラス・ロウ(山寺宏一)/アラン・コックス(松野辰也/現・松野太紀)/ソフィー・ウォード(折笠愛)/アンソニー・ヒギンズ(堀勝之祐)/フレディ・ジョーンズ(富田耕生)/宮川洋一、辻村真人、大木民夫

TVスポット↓
posted by 足ランティー脳 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ヤ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月06日

野獣捜査線

 ノリス先生がキャノン・フィルム以外(オライオン)で主演した作品で、本格的なメジャー・デビューとなったアクション。ストーリーは、ノリス先生演じる警官が、マフィアの抗争を叩き潰す。以上!
 スタントを使わないノリス先生のアクションは素晴らしいが、何を勘違いしたが、クライマックスのノリが『デルタフォース』にるのは苦笑。当時ニュースでも話題になっていた、実用化されたばかりのポリス戦車(リモコンによる突入用の小型戦車)が登場するのはみどころのひとつだが、劇中での使用のためにわざとらしい伏線が張られているのが難。汚職警官のサイドストーリーも、余分といえば余分。が、そういった点を除けば、アクション映画としては十分楽しめる。少なくともキャノン作品よりは画面もきれい(パワーでは劣るが)。

1988年8月21日 テレビ朝日「日曜洋画劇場」にて鑑賞
監督 アンドリュー・デイヴィス
チャック・ノリス(井上孝雄)/ヘンリー・シルヴァ(森川公也)/池田勝、北村弘一、村山明、大木民夫、安達忍

予告編↓
posted by 足ランティー脳 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ヤ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月23日

夜の大捜査線/霧のストレンジャー

 『夜の大捜査線』シリーズ第3作目。巨大麻薬組織に挑む自警団と、主人公ティップスの活躍を描く。
 ドラマ中心の過去2作とは異なり、今回はアクション色の強いポリス・ストーリーとなっている。オープニングの犯行シーンは良い仕上がりだが、他のアクション場面は凡庸。ストーリーが少々まだるっこく、いつまでたっても組織の上層部に主人公たちの手が届かないので、ちゃんと解決するのかと次第に不安になる。果たして、ラストは黒幕は野放しのまま終わってしまった。
 S・ポワチエは、一時期、新克利が多かったが、本作ではFIXの田中信夫が声を演じていて安心感はある。

1987年5月9日 CX「ゴールデン洋画劇場」にて鑑賞
監督 ドン・メドフォード
シドニー・ポワチエ(田中信夫)/ジェラルド・S・オローリン(寺島幹夫)/シェリー・ノース(森田育代)/田中真弓、西村知道、池田勝、古川登志夫

予告編↓

posted by 足ランティー脳 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ヤ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月27日

湯殿山麓呪い村

 山村正夫の滝連太郎シリーズを角川が映画化。湯殿山麓の幽海上人の即身仏の調査にでかけた、私生活が乱れた大学講師が、奇妙な連続殺人に巻き込まれるというストーリー。
 横溝正史調のおどろおどろしい推理ものの形式を取っているが、ストーリーの整理ができておらず、本編は何をやっているのかまったく把握できない。トリックを途中で暴露してしまう下手さ、演出のまだるっこさは、かの悪名高き『この子の七つのお祝に』に勝るとも劣らない(そっちも角川映画か)。主人公を含め、真相を知るものが全員死んだにもかかわらず、真犯人が自殺するのも不満。理由は、自分と兄弟である男の子供を身ごもったための無理心中だが、それまでの伝奇ホラー的な展開と真逆の「火サス」展開に呆然。どうせ原作をグチャグチャにした映画なのだから、真犯人が近親相姦と知らず子供を生み、赤子が畸形で幽海上人のミイラと同じポーズをしているくらいの、「呪い村」に恥じぬラストにして欲しかった。

劇場で観て大後悔
監督 池田敏春
永島敏行/織本順吉/岩崎加根子/永島暎子/仙道敦子/青木義朗

予告編↓
posted by 足ランティー脳 at 10:00| Comment(2) | TrackBack(0) | ヤ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月24日

野獣刑事

 ハードボイルドと銘打ってはいるが、暗く地味で、観客の期待うる要素がほとんど無い作品。ストーリーは、はみ出し刑事が、ダラダラと、おとり捜査に担ぎ出した恋人を死なせながら、凶悪犯を追い詰める。それだけ。
 本編に登場する、野獣というよりケダモノというべき刑事、シャブ中の男、狂った殺人鬼は、全てゆがんだ社会の産物であり、正義を行う者さえも狂っているという描き方。ところが、映画はちっとも面白くない。編集がまともで分かりやすいのが救い。あと、『ダーティハリー』のさそりを思わせる、小林薫の狂人演技のみ価値あり。

1985年5月27日 テレビ放送にて鑑賞
監督 工藤栄一
緒形拳/いしだあゆみ/泉谷しげる/益岡徹/成田三樹夫/小林薫
posted by 足ランティー脳 at 09:00| Comment(2) | TrackBack(0) | ヤ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月12日

幽霊西へ行く

 名匠ルネ・クレールがイギリスで撮ったコメディ。200年前のスコットランドで、不本意な死を遂げた一人の軍人が、天国へ行くために、自分の死の原因となった人物の子孫に復讐し家名を取り戻すまでを描く。
 主演のR・ドートナットの一人三役がみもの。テンポは軽快だが、笑いのほうは時代もあっておとなし目だが、ストーリー構成は丁寧で、ラストもきっちり処理されて娯楽映画としての完成度は高い。

深夜放送にて鑑賞
監督 ルネ・クレール
ロバート・ドーナット(木村幌)/大宮悌二

映像の抜粋
posted by 足ランティー脳 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ヤ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月18日

リバイアサン

 『遊星からの物体X』を海底にもっていったようなSFホラー。深海に沈没したソ連艦に残されていたウォッカを飲んだ米国の深海探査チームがモンスターに変貌してゆく、という「食い意地過ぎるは身の破滅」を地でゆくストーリー。
 展開に目新しいものは無く、基地のセットのみ評価。バイオ兵器として開発された物質を飲んだ隊員が変化、アンコウのような化け物になってゆくのだが、モンスターの造形が海の生物をそのままミックスしただけで芸が無い。ホラー味もサスペンス味も薄く、アホなラストに至ってはハリウッド映画のしょーもなさが痛いほど伝わるだけ。R・クレンナのキャラも意味不明。脚本のD・ピーブルズは『ブレードランナー』の脚本家だが、この愚作はどうしたことか。

1991年4月21日 テレビ朝日「日曜洋画劇場」にて鑑賞
監督 ジョルジ・パン・コスマトス
ピーター・ウェラー(磯部勉)/アマンダ・ペイズ(佐々木優子)/リチャード・クレンナ(小林昭二)/ダニエル・スターン(安原義人)

予告編↓
posted by 足ランティー脳 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ヤ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月18日

夜をみつめて

「多分、もう二度と放送されることのない」シリーズ第9弾。『荒鷲の要塞』のブライアン・G・ハットンが監督したサスペンス。
 かつて夫が愛人と一緒に事故死したため、精神状態が不安定になっている女性。新しい夫とともにイギリスへやってくるが、その日から隣の空き家に死体があると主張し、警察も夫も彼女が気がふれたと思うようになる。が、実は、彼女の女友達と夫が浮気しているのを知り、二人を空き家で殺すための彼女の巧妙な策だった、というストーリー。
 カットのせいだと思うが、ストーリーがつながらず破綻しているところがある。主演のE・テーラーは、かつての輝かしい美貌は影を潜め(演出上の意図もあるだろうが)、魅力に乏しいのが残念。

1989年11月17日 テレビ東京深夜にて観賞
監督: ブライアン・G・ハットン
エリザベス・テイラー(武藤礼子)/ローレンス・ハーヴェイ(広川太一郎)

映像の抜粋。ただしイタリア語吹き替え↓
posted by 足ランティー脳 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ヤ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月01日

ゆうばり国際ファンタで観た映画

 二泊三日の強行日程で、実質は二日目しか映画を観る時間は取れなかった(家庭持ちは自由がきかんのよ。仕事で行っているわけでもあるし)。で、以下を鑑賞。

 1.コリン
 2.灰土警部の事件簿・人喰い山
 3.二度と目覚めぬ子守唄
 4.少女椿
 5.第9地区

 1.は、自主制作の範疇を超えた、きちんとした映画。製作費7千円とうたっているが、実際は1千万円以上かかっているように見える。走らないゾンビも安心して観れるし、内臓・血しぶきもたっぷり。ロメロのゾンビファンなら一見の価値あり。

 2.は紙芝居アニメで、画は動かない。動かないはずの画だが、演出や音楽の効果で、まるで動いているように見えてしまう。観客の想像力をうまく刺激して、静止画を動画に錯覚させる作者の手腕が凄い。作者本人がつとめるナレーションや登場人物のせりふも、発声も良く、プロの声優のようだった。

 3.前々から観たいと思っていた1本。1人で作った作品なので、技術的には拙いところがあるが、観る者に強烈な衝撃と不快感を与える点では、比類なき傑作。

 4.これは原作もあり、作りもしっかりしたプロ的作品。音楽もJ・A・シーザーだし。ただ、今回の上映では映像にぼかしが入り、会場のギミックも桜吹雪のみなのが残念だった。以前、自主上映を観たときは、霧や煙がたちこめたり、クラッカーが鳴ったりと、ギミック満載だったのに。消防法などに抵触するのだろうか。

 5.これは大収穫。「アバター」と同じテーマを扱いながら、同作の100倍は面白く、感動する。舞台となるむせかえるよなスラム街は、そこに住む異性人の描写を丁寧に描いていて、「アバター」の端整なパンドラよりも、ずっとリアリティが出ていた。クライマックスの大バトルも、「アバター」より規模が小さいのにずっと迫力がある。内容さえ優れていれば3Dなんかいらないよ、という主張が感じられる作品だった。
 70年代に一時ブームになった南アフリカ映画も、知らないうちにハリウッド以上の進化を遂げていたんだね。

「第9地区」予告編↓


「第9地区」を生んだ南アフリカの元祖アクション映画。「黄金のランデブー 特別版」発売中→ 注文はこちら
容赦ないバイオレンス描写は「第9地区」に通じるスピリッツかも。
posted by 足ランティー脳 at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ヤ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。