2011年02月19日

ロング・ライダーズ

 アメリカ西部史上に実在した兄弟の犯罪者を、実際に兄弟の俳優に演じさせたウエスタン。南北戦争後を舞台に、フランク&ジェシー・ジェームズ兄弟を中心としたギャング団を描く。
 全体を通してサム・ペキンパーの『ワイルドバンチ』の影響が強い。乾いたドラマ部分とスローモーションのバイオレンス・シーンは、“ペキン派”の監督W・ヒルならでは。とはいえ、ストーリーの展開が散文詩的になりすぎて、流れに乗れない。クライマックスのドンパチは迫力があるが、その後のジェシーの死ぬシーンは急に詩的になって肩透かしをくらう。
 テレビ放送の声優の配役が恐ろしいほど豪華なので、吹き替えのほうが楽しめるだろう。

1988年2月21日 「日曜洋画劇場」にて鑑賞
監督 ウォルター・ヒル
ステイシー・キーチ(瑳川哲郎)/ジェームズ・キーチ(堀勝之祐)/デヴィッド・キャラダイン(羽佐間道夫)/キース・キャラダイン(樋浦勉)/ロバート・キャラダイン(石丸博也)/デニス・クエイド(谷口節)/ランディ・クエイド(玄田哲章)/ニコラス・ゲスト(麦人)/クリストファー・ゲスト(千田光男)/パメラ・リード(小原乃梨子)/ジェームズ・ホイットモア・Jr(池田勝)

予告編↓
posted by 足ランティー脳 at 09:00| Comment(2) | TrackBack(0) | ワ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月15日

鷲の翼に乗って

 実際にあった事件をケン・フォレットが取材したルポ小説のテレフューチャー。映画化は駄作続きのフォレットだが、本作は実話ということで、余計なドラマやタルい恋愛要素は無く、うまくまとまっている。
 イラン駐在のアメリカ企業の社員が、革命と同時に無実の罪で投獄されてしまう。さらに、ゲリラや偏執狂の判事の手により、救出はほぼ不可能となる。そこで、企業の会長はベトナム特殊部隊の大佐を雇い、私的に救出を試みる。
 スリル満点の展開や、危機また危機の連続は、フィクション以上にドラマチック。陸路で地道に脱出をはかる様も、手に汗を握らせる。ぱっとしない作品が続いていたA・V・マクラグレン監督だが、本作は及第点。

1990年10月4日 テレビ東京「木曜洋画劇場」にて鑑賞
監督: アンドリュー・V・マクラグレン
バート・ランカスター(小林昭二)/リチャード・クレンナ(家弓家正)/ポール・ル・マット(小川真司)/ジム・メッツラー(大塚芳忠)/イーサイ・モラレス(島田敏)

『ゾンビ 新世紀完全版DVD-BOX』→ 情報はこちら
「ザ・クレイジーズ 特別版 発売中→ 注文はこちら
「黄金のランデブー 特別版」発売中→ 注文はこちら
「八点鐘が鳴るとき」発売中→ 注文はこちら
posted by 足ランティー脳 at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ワ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月11日

ワイルド・ギース

 「黄金のランデブー 特別編」発売記念リチャード・ハリス特集第6弾。
 「傭兵」を本格的に扱った、戦争アクション。アフリカのとある国で、クーデターの発生により大統領が軍部に捕らえられる。その国との利権を守るために、イギリスの実業家が傭兵を雇って救出に向かわせる。
 リチャード・ハリスが演じるレイファーは、息子と二人暮らし。作戦のリーダー、リチャード・バートンに作戦への参加を要請され、最初は断るが、友情にほだされて加わる(この時点で死亡フラグ)。ラスト、逃亡用の飛行機に乗り遅れ、敵兵に捕まってリンチされるよりは、とバートンに自分を射殺するよう懇願する。このショッキングな展開と、男泣き描写は、当時の観客の語り草になった。自分たちを見捨てた実業家を、最後にバートンが射殺し、仲間への筋をきっちり通す結末もシビれる。
 現在発売されているDVDは、海外版にある映像特典やコメンタリが削除されている。本編はPALの変換で、上映時間が短い“早回し版”。日本側で制作された、内藤陳らが酔っ払って適当なことを喋っているだけのコメンタリは、日本DVD史上に燦然と輝く超最悪の特典だ。こんなもの収録するなら、初回2時間半枠の吹替を収録しろってば。

★「黄金のランデブー」「八点鐘が鳴るとき」予約受付中! → allcinemaSELECTION

テレビ朝日「日曜洋画劇場」にて鑑賞 
監督 アンドリュー・V・マクラグレン
リチャード・バートン(田口計)/ロジャー・ムーア(広川太一郎)/リチャード・ハリス(前田昌明)/ハーディ・クリューガー(中田浩二)、雨森雅司、増岡弘、村越伊知郎

予告編
posted by 足ランティー脳 at 08:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ワ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月30日

わたしは目撃者

 「サスペリア・テルザ」が公開中のダリオ・アルジェント監督の初期作品。
 アルジェントが凄いのは、1本前の「歓びの毒牙」でも、ガラスがぶつかるような音を嘴で出す鳥をキー・アイテムにしたり、後の「四匹の蝿」で、遺体の網膜の残像から死の直前に見たものを割り出す技術を扱うなど、当時の最新ネタをストーリー上の重要なアイディアとして盛り込んでいた点。
 本作では、XYY遺伝子(犯罪傾向が強い遺伝子と言われていたが、現在は根拠なしという意見が大)を、殺人鬼の犯行要素として扱っている。
 犯人らしき人物を強調しておいて、ラストで別の意外な真犯人を出したり、不気味な雰囲気たっぷりの殺しのシーン、そして殺人鬼の残虐な末路(エレベータのワイヤーで手が焼けただれつつ急転落下! 観ているこっちの手がムズムズ)は、後の「サスペリア2」につながる“アルジェント節”の片鱗が見られる。
 こんな作品でも、きちんと吹き替えを作って2時間枠で放送されていた。80年代はホントにいい時代だったね。

1985年11月16日 深夜放送にて鑑賞
監督 ダリオ・アルジェント
ジェームズ・フランシスカス(曽我部和恭)/カール・マルデン(大木民夫)/カトリーヌ・スパーク(高島雅羅)、屋良有作、筈見純、玄田哲章、加藤正之、川浪葉子

カイル・クーパーよりずっとセンスがいい予告編↓
posted by 足ランティー脳 at 09:00| Comment(0) | ワ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。